第51回愛媛マラソン。初めてのAブロック出走。今回は初めて号砲と同時にストップウォッチを起動する。つまり、このタイムが3時間 30分を1秒でも切れれば、即サブ3・5となる。 なんと、号砲直後から周りが動き始める。グロスロスタイムはなんと(速報値)16秒。これだったら、3ヶ月前の42・2キロ試走の3時 間28分30秒で走ればサブ3・5は可能だ。 そして、次なる目的である坊っちゃん列車。だが、今回は面識のない方であった。これまた残念。とにかく道路中央部、つまりコース中央を
走る。これならば、少なくとも右からの圧力はない。自己申告3時間29分の私はAブロックだが、3時間30分と書いた方はBブロックだったという。つま
り、私はAブロック最低の記録保持者だ。しかも、最初からペースアップするつもりはない。そうして、一番大回りで、無事八坂通りへと左折する。
3年前の初マラソンはともかくとして、過去2回はすべて最初の1キロを自分で地雷を踏んでいる。つまり、勝手に失速しているのだ。その 理由は1キロ直前の上り坂にある。大会2日前の最終試走の昼ランでは、ハテ?こんな坂だったっけ?と思うくらいの上り坂に見えた。 というわけで、1キロを(グロスタイム)5分09秒で通過。過去の実績から、最初の1キロは5分05秒に設定していた。しかも、グロスロスタイムはわず か16秒。いきなり、とんでもない貯金ができた。 3キロ14分49秒で、中央通りへと左折する。記録的には多少オーバーペースなのだが、1キロを過ぎると7・6キロまで約30メートル 下っているから、無理をしてブレーキをかける必要はないというのが、過去の経験だ。 さあ、4キロ地点が近づいてくる。3・9キロに最初の給水がある。そして、その向こうに最初のトイレがある。昨年の経験からも、サブ 3・5を狙う方々で最初からトイレに行く方々は極めて少ない。しかも、この地点は毎日の通勤経路上だ。だから、今年の場合、会場へ向かうまでの間、給水し てからトイレへ向かうまでの予行演習をしていたのだ。 具体的には、給水をした後、歩道の車両進入路から一気に歩道を走る。トイレから出たら、再び歩道を走って、車両進入路から車道へと出る。つまり、最短距離 で走りぬけたのだ。このあたり、まさに地の利というところか。そこへ行くまでの間、コンビニのトイレへ駆け込んだ方の場合、まさに損をしたね、状態であ る。しかも、出走までの間暖かかったこともあり、昨年よりもトイレロスタイムが少なかった。4キロを20分19秒。まさに、グロスロスタイムとトイレロス タイムを併せて1分以内という理想的な展開で、すべてのロスタイムが終了した。後は走るだけである。中央通りから北環状編へと右折し、まもなく自宅の最接点を通過する。このどこかに妻子が待っている。 妻子は最終的には道路が渡れず、反対側にいたのだが、声援を 受けて通過。すべてが順調に過ぎ、5キロを25分09秒で通過する。実走行時間約24分10秒。まさに練習どおりのペースで通過したのであった。 ただ、ちょっと速すぎる気もする。6キロを29分54秒で通過したときには、「やばい!」と声を出してしまったが、この先1・6キロで平田の坂が始まるか ら、いずれにせよ暴走が止まるはずだから、特には修正しない。第一、これは愛媛マラソン特有の序盤下り坂で、かつ追い風なのだから、わざわざブレーキをか けるのもどうか、それがここ3年間の答えだ。 この7キロ34分44秒。これはこの先キロ5分で走り続けたとしても、3時間30分40秒で走り切ることができることをさす。3ヶ月前の試走とは全く異な る序盤だ。 ただ、平田の坂からは、いつものペースに戻ったようだ。上りの8キロ39分49秒、下りの9キロ44分44秒、10キロ49分41秒、5〜10キロは24 分32秒。 ところが、いつものペースに戻ったのは良いが、トンネル区間まで11キロ54分41分、トラさんのいた12キロまで59分46秒と昨年に比べると、ペース が上がらない結果となった。ただ、毎年とトンネルを過ぎたところで体調チェックをするのだが、特に問題になるような箇所はない。膝や足裏、さらに坐骨神経 痛まで含めても異状はない。今までと比べると若干重い気がするのは、もはや私の上限に近いペースで走っているから、ある程度やむを得ないだろう。だから、 昨年やったようなペースアップはしない。というより、するべきではないだろう。(2013.02.13) |