ランニ ング編

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 【4-2】  第26回今治シティマラソン完走!  その1   その2

中間点と思われる第1折り返しを50分04秒で通過した私は、これで今日の記録は1時間40分を切れて当然。あわよくばそれ以上を狙おうと思ってとしても仕方ないことだろう。

だが、それが大きな間違いであることに気づいたのは、再び第2折り返しを通過して、さきほど1キロで15秒余分にかかるところであった。

  

先 ほど、「復路の4キロ地点を過ぎて(10キロの部の)6キロ地点を通過」と述べたが、これはよく考えると、10キロの部の折り返し、つまり私が5キロ地点 だと思っていた場所が本当に5キロだったら、4キロと6キロは同じ場所になければならない。それが、100メートルほど離れているということは、単純に考 えると、10キロの部の折り返しは4・95キロ地点ということになる。

これは、スタート地点よりもゴールの方がスタート地点よりも後方にあるのだから、当然といえば当然だったのだ。

50メートルといえば、私のペースならば約15秒。つまり、先ほど8〜9キロ、そして13〜14キロで15秒余分に時間がかかるという のは、何もおかしいことではなかったのだ。それでいて、前後の1キロを4分45秒のイーブンペースで刻んだというのは、確かにそうなのだろうが、5秒ほど の誤差があったとしてもこれまたおかしくはない。

そこまで考えると、そもそも1キロ4分45秒のイーブンペースで刻んだ場合、21・0975キロでは1時間40分を超えてしまう。これは当然ながら後半のペースアップを考慮したものだ。

だが、どうも今日体が重く、思うようにペースアップできない。

とはいえ、昨年はすでに14キロ手前で10キロの部の方々に抜かれていったのが、今年5分早いペースで走っていることもあり、ついに15キロ(付近)の10キロの部折り返しまで抜かれることはなかった。

そして、最後の第1折り返しを通過し、最後の10キロの部折り返しを1時間17分04秒で通過する。昨年が1時間22分20秒だから5分以上早い。

だが、ここではたと冷静になってみる。ここであと5キロ(実際は約5・05キロ)ということは、あと22分40秒で走らなければならない。しかも、グロスロスタイムは6秒ほどある。5キロ22分40秒といえば、1キロ4分30秒と少し。

脳裏に「これでは1時間40分が切れない」という不安がよぎる。しかも、昨年は10キロの部の方々に引っ張ってもらいましょう、ということもできたが、5分早いということは、周りの方々は10キロわ40分切る方々ばかりである。一方的に抜かれていく。

あと4キロを1時間21分40秒、あと3キロを1時間26分30秒とペースが思ったより上がらない。暑さのせいか?それとも体調不良か?

あと3キロで残された時間は13分30秒。もう後がない。とりあえず、歩幅を広げてみよう。幸いようやく第2折り返しを過ぎて周回コースは終わった。ようやく目新しい区間、といっても単に復路だが、とりあえず今日初めてみる風景の構図となった。

あと2キロを1時間31分00秒。歩幅を広げる作戦が功を奏したのか、若干ペースが上がり、希望が残された。しかも、港大橋を下り、コースを左方向へと曲がっていくと、明らかに追い風に変わる。これが最後の幸運だ。

いよいよ、あと1キロを1時間35分28秒で通過。残された時間は4分32秒。あとは、この「あと1キロ」の表示がどれだけ正確なのかどうかだ。

まもなく、スタート直後左折した広い道路(4車線分の幅はあるがなぜかムダに路側帯等の広い2車線道路)へと戻ってくる。

そして、御厩(おんまや)通りの交差点を過ぎて、ようやく堀端へと帰ってきた。昨年はここから猛然とスパートをかけたが、今年はそんな余力はない。斜め右前方にゴール地点である美須賀中学の正門が見える。あそこに入れば、ゴールはすぐ先だ。

だが、最後の右折地点(実際には正門のところでもう一度左折する)手前、ゴールまであと200メートルくらいだろうと思うところで時計を見たら、1時間38分45秒。グロス・ロスタイムも気になる。

というわけで、ここから猛然とスパートをかける。最後の(厳密には最後ではない)右折をしたところでもう一度時計を見ると、1時間39分25秒。

そして、本当に最後の左折をして校庭に入ったとき、大会時計の表示がまだ1時間30秒台だったところで、ようやく1時間40分切りを確信できたのであった。(2012.11.07)

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