松山〜宇和島間・駅からトレッキング

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第12回 宇和島〜務田10・8キロ

  

(クリックすると拡大します。なお、この航空写真は国土交通省のサイト「国土情報ウェブマッピングシステム(試作版)のご利用に当たっての注意事項」に基づき記載しております。)

へ んろ道を務田〜卯之町間16・4キロを昨年11月9日、卯之町〜上宇和間は100キロ貫歩でリリース、上宇和〜伊予大洲間20・2キロを同11月2日、伊 予大洲〜内子間は100キロ貫歩でリリース、内子〜総津落合間約24キロを同12月8日、三坂峠〜総津落合間約24キロを同12月14日、三坂峠〜久米間 16・0キロを同11月18日、久米〜松山市内(自宅)間13・4キロを同12月21日と実に細切れで歩いてきた「宇和島〜松山間へんろ道コース」も、そ の変則コースに負けず劣らず、最初の宇和島〜務田間10・8キロを残すのみとなった。

  

左:宇和島駅、右:宇和島駅の車両基地

平 成19年後半はダイエットも兼ねて、相当休暇をとって歩き回ったものの、平成20年は夏休みが4日減の見込みということで、これまた細切れの休暇取得を余 儀なくされている。今回平成20年1月25日(金)も3時間休暇をとって、務田まで歩き、そこから再び予土線で宇和島駅へと戻ってくることを考えている。

14時30分、宇和島を出発し、まずは北宇和島をめざす。平成4年頃はよく通った北宇和島方面への裏道も、柿原バイパス開通のおかげで、通ることもなくなった。100キロ貫歩でも歩いたところでもあり、あんまりめぼしいところもなく、北宇和島駅を通過する。

  

左:北宇和島北側1066D、右:窓峠の県道

こ の北宇和島〜務田間は今でこそ、松山方面への特急が走りぬけていくが、現予土線宇和島〜近永(江川崎〜若井間開通までは宇和島線)が大正3年10月18日 に開業している。ここから卯之町松山市での開業が昭和16年だから、比べ物にならない。そのときには路線上に高串と光満の2つの駅があったという。結局は 急勾配上にあったことがネックで、北宇和島〜卯之町間が開通した昭和16年7月2日に、先の2駅を廃止して、現在の高光駅を設置したという。

その2つの駅の場所を知りたいものだが、今のところ手がかりもない。列車はあえぐように登っていくが、この間の高低差は約150メートル。歩くほうも楽ではない。

  

左:現在の窓峠トンネル、右:旧窓峠トンネル跡

こ の坂の上に何があるのかというと、いわゆる四万十川水系上流に位置する三間盆地が広がるのだが、今日の目的のひとつが、その峠である窓峠にある旧トンネル である。今まで、車で何度通ってもはっきりと判らなかったのだが、歩いてみるとその辺りは一目瞭然だった。現在高速道路の工事もあって、窓峠付近の県道の 付け替えをしているのだが、その旧道の盛土に窓トンネルがある。しかも、旧窓トンネルはその盛土に穴が空いていないのである。これでは列車で通っても判ら なかったはずである。

以前はここは不法投棄のゴミだめのようだったらしいが、現在では綺麗にされ、トンネルにはふたがされていた。

  

左:務田駅、右:三間盆地

務田まで歩いただけでは、距離が8キロ余りということで、一度伊予宮野下駅まで歩き、再び戻ってきて、近くにある道の駅で着替えをし、帰りの列車を待つ。宇和島駅ではちょうど1070Dの出発3分前であった。

  

左:伊予宮野下駅、右:務田駅西側4846D

(2008.02.11、写真は全て敢行日撮影)

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